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Stray Cats LIVE!@Las Vegas。島の思いをフラッグに。

最前列中央、セキュリティの視線、そしてBrianの手に渡ったフラッグ。ラスベガスで起きた、小さな奇跡の記録です。

会場で掲げた「STRAY CATS! COME ROCK MIYAKO ISLAND, OKINAWA! 6120.jp」のフラッグ

フラッグを、ポケットに

フラッグをそもそも持ち込めるのかどうか。それすら分からないまま、会場に入った。

ポケットに入るサイズまで折りたためるし、危険な金属類でもない。セキュリティチェックは……セーフ!

席は最前列中央。メンバーの機材が、目の前にある。オープニングアクトが終わり、いよいよStray Catsの出番だ。興奮と、変な緊張とが入り交じる。

目の前に、Stray Cats

SEが鳴り、メンバーが登場した。

言葉にできない感情とは、まさにこういうことを言うのだろう。これまで感じたことのない嬉しさと、涙が込み上げてくる。

幼い頃に出会って、数十年。ずっと自分の憧れだったStray Catsが、目の前で演奏している。しかも、こんなにも近くで。

けれど感動の半面、頭の中にはずっとミッションがあった。フラッグを掲げなくてはならない。でも、出した瞬間に退場になるかもしれない。その恐怖とが混ざり合って、自分でもよく分からない状態だった。

頭の中がごちゃごちゃのまま、7〜8曲。夢のような時間が過ぎていく。

そろそろ、やるしかない!

広げた瞬間

座席に置いていたフラッグを広げる。

すぐさま、ステージ前に立っていたセキュリティスタッフが寄ってきた。緊張、MAX。

スタッフはフラッグに目を通し……去っていった。

大丈夫だ!

Stray Catsのメンバーも、時折こちらを見ている。確実に、フラッグを見ているのが分かる。伝わってくれ、この思い!

ところが途中、同級生と二人でフラッグを持ったときだった。再びセキュリティスタッフが寄ってきて、指を差しながら、何やら英語で注意された。。

終わった・・・

もう一度、少しずつ

一旦、フラッグをしまう。やっぱり駄目だったのか。もしかすると、メッセージが良くなかったのか。気持ちが複雑すぎて、せっかくの演奏もあまり入ってこない。

どれくらい時間が経っただろう。演奏を聴きながらも、頭の中はフル回転だった。そもそも本当に駄目なら、最初に広げた時点でアウトのはずだ。

そうか。同級生と一緒に広げたことで、「2席使うな」という意味だったのかもしれない。そういえば、椅子を指さしていたし。

そう判断して、恐る恐る、まずは小さめに広げてみる。もうこの時点で、演奏は私の心に届いていない。

小さめに広げては閉じ、ちょっと大きく広げては閉じ。それを繰り返して、復活・・・大丈夫だ!

フラッグが、手から離れた

あわよくばMCで触れてくれ、Brian! そんな期待をしながらも、あっという間にアンコールも終わり、ついに最後の曲が終わった。

大歓声と拍手に包まれて、メンバーが並んで会場に挨拶をしている。

その瞬間、最前列の右の方にいた別の日本人が、お土産のようなものをBrianに手渡した。

「マッキーも渡せ!!!」

隣から、同級生の声。

勢いのままフラッグを前に差し出すと、Brianが手を伸ばした。フラッグが、私の手から離れていく。

そして、Brianがステージの上で、フラッグを広げてくれたのだ。

こんな奇跡が、起こるのか!

ナイスキャッチ、そして祝い酒

余談だが、ショーが終わって席を離れるとき、ステージにいたスタッフがBrianのマイクスタンドからピックを取り、客席に投げた。絶妙な位置にいた私が手を伸ばすと……ナイスキャッチ!

ホテルでの夜。同級生との祝い酒の勢いもあって、号泣した。神様、ありがとう!

宮古島で情報を待っている仲間たちへ報告すると、瞬く間にSNSで拡散されていった。

無謀なチャレンジだということは分かっている。それでも、宮古島にStray Catsを呼ぶための、ほんの小さな小さなきっかけが生まれた。これはもう、動くしかない。

実現までの道のりを、ここに残す

1年か、2年か、それ以上か。実現までにどれくらいの時間がかかるのかは、まったく分かりません。

それでも、この思いをひとつのプロジェクトとして、記録していきたいと思っています。

PHOTO NOTES写真で振り返る

WRITTEN BYmackie ↗